2012年を(個人的に)振り返る(初年次教育)

 6年目に入った初年次教育・・・。


 個人的にはノウハウを蓄積し、順調に行っているのだが、反対の教員は相変わらず多い・・・。何をやったらいいのかわからないという声が強いのだが、レジュメとは何か、(感想文、小論文と異なる)レポートの書き方を、実践を通じて教えればよい・・・。

 多くの教員がダメなのは、1年生に一方的に教えようとする点・・・。レジュメ、レポートの説明は最小限にして、あとは学生に実際に作業をさせることが重要・・・。できれば、このときに上級生を活用して、彼らの経験談を聞かせること、彼らにも一緒に作業させ、見本としてみせることをするとよい。これらの上級生をSAとして活用することが制度化できればいいのだが、できていないのが問題点・・・。

 作成したレジュメ、レポートは提出させる前に、学生相互で批評させることが肝心・・・。以前にも書いたと思うが、教員にはいい加減なものを提出できるのだが、それをクラスメートに見られるのは嫌だ・・・という不思議な心理を学生は持っているので、それを利用する・・・。思いの外、しっかりやっているクラスメートがいることを知って、自分もきちんとやらねばと思う学生も少なくない・・・。

 個人的には必要だし、成果が上がっていると思っている初年次教育だが、来年度以降はどうなるのかな・・・。