のたうち回って・・・

 帰国1ヶ月半前にのたうち回って書きはじめた論文だが、何とか帰国1週間前に書き上げた。郵便では間に合わないので、国際宅配便を使って送った。実際には、書いている途中で、ぎりぎりまでかかることになりそうになり、郵送では無理だと思ったというのが正しい。国際宅配便なら2日ほどで届くだろうから、余裕を見て1週間前に出せば問題ないだろうということで、完成が帰国1週間前になった。

 いずれにせよ、帰国までにとりあえず留学の成果を形にできた。帰国して、指導教授に電話で帰国の挨拶をしたときに、「論文も受け取っている」と聞いてホッとした。他に何を話したのか、よく覚えていないが、このことだけは鮮明に覚えている。

 その後、大学院の研究指導に顔を出し、いくつか加筆修正するように言われ、大急ぎで直した。紀要の原稿提出の締め切り日が迫っていたからだ。何とか締切に間に合わせ、こうして最初の論文が活字となった。