2013年を(個人的に)振り返る(移籍して)

 昨日書いたように、今年最大の個人的なイベントは移籍・・・ということで、前任校での教員生活と今の教員生活を比較してみたい・・・。


 大学が変わって、コマ数が減ったこと、研究重視の生活になったことは書いた・・・。その他、前任校との違いは職員の態度・・・。前任校ではOB職員が教員に対して大きな態度をとっていた。OB教員(の多く)が研究をしない「無能」なことと関係したと思うが、在籍している教員のほとんどは、レベルの低い大学に在籍しているレベルの低い教員、という見方が支配的だった。OB職員にとって大学内でどれだけ出世するかが重要で、したがって、やっかいな仕事、責任を取らされるような仕事をしない傾向が強く、eラーニング、初年次教育、保護者面談を推進した当方など、面倒な鬱陶しい存在であったと思うし、そのような態度を露骨に取る職員も少なくなかった。全体として中小企業的で、関係は良くも悪くも濃密で、非合理的な決定も多かった。

 今の大学でも教員を馬鹿にしている職員は多いと思うが、それは一部の教員に向けられたもので、教員全体に向けられたものではない。また、思っていても態度で示す職員は少ない。そもそも「教育改革」は大学全体で進めていて、専門の部署がつくられていて、一介の文系教員がeラーニング!などと叫ぶ必要もない。大企業なので、組織としての合理的な決定が尊重されるが、他方で、人間関係は希薄で、前任校であったような学部をあげての新任教員の歓迎会といったものもない。

 前任校には(少ないけれども)よいところもあったし、現本務校にも不満点は多々ある。ただ、総じていえば、移籍してよかった。何よりも、給料が上がった・・・\(^_^)/