アドリブで報告

 報告原稿を用意せず、レジュメを見ながら報告することは、いわばアドリブで報告することだ。レジュメの内容が簡素であればあるほど、アドリブの比率は高くなる。

 師匠の指導はアドリブで報告するなということであったように思う。アドリブは多くの場合、その場しのぎが多いからだ。録音でもしていない限り、話したことが残らない。

 研究者の卵である院生の場合、その場しのぎのアドリブ報告は現に慎まなければいけない。