英語の先生と

 昼休みにある英語の先生と話しをした。
 うちの学部に入ってくる学生の多くは英語ができない。英語ができれば、もう少し偏差値の高い大学へ行っている学生が多い。
 英語ができなくて、苦手意識を持っているのに、大学でまた英語を勉強しなければならない。学生はいやだろう。しかし、この時代、ある程度英語ができなければ、少なくともインターネットで情報をとる程度の英語力がないと、いろいろ支障をきたすことも事実である。
 どうすればいいか。

 英語ができない、苦手意識を持っている学生をどうするか、その先生はいろいろ考えて、とりあえず大学生にとって最低限必要だと考えられる基本的な英単語をまず覚えさせることにしたという。これはとてもいい考えだと思う。
 英語ができない、苦手だという学生の多くは、語彙力に欠ける。英語を読めと言われて、1行に2、3個意味のわからない単語がある、そうすると1段落には10個ぐらい、1ページには30個ぐらいわからない単語があることになる。いくら電子辞書がある(絶対買った方がいい)からと言って、30個も引くのはいやになる。引いて、個々の単語の意味はわかっても、文章全体の意味はよくわからないという結果になる。
 だったら、先によく出てくる単語の意味を覚えてしまおうというのが、その先生の考えだ。異論はあろうが、私は賛成である。