小保方晴子さんの快挙に思う・・・(2)

 小保方晴子さんは早稲田理工にAO入試で入ったそうなのだが、いくつかのメディアにAO入試について「人物本位」、「人物重視」などと報じていて、何とも・・・。


 AOは一般入試で図る能力以外を見るべきものであって、人物についてみていないと思うのだけれど・・・。そもそも人物本位とか、人物重視というのは何?

 壁を黄色やピンクに塗るとか実験器具にムーミンのシールを貼るとか、そうした自由な研究環境をつくるというのはアメリカ留学の影響だと思うが、もし早稲田入学前からそういう個性を持っていたとしてもAO入試では評価されていないように思う・・・。周囲から評価されなくてもくじけずに・・・的な性格も、能力があって初めて生きてくるのであって、単なる変わり者ではないだろう・・・。むしろ読書感想文コンクールで全国入選するぐらいなのだから、優秀な生徒であったと想像される・・・。

 むしろ評価すべきは、勉強ができるとか成果を出すことができるのであれば、壁の色は好きにしていいとか、実験器具に好きなキャラクターのシールを貼っていいとか、白衣でなくてかっぽう着でいいということで、制服を着させて「中学生らしさ」とか「我が校の生徒に相応しい」みたいなことから自由になることが重要に思う・・・。

 教育重視を唱え、道徳の教科化をもくろむ人たちには理解してもらえないだろうが・・・。