学力低下対策・・・

 asahi.comに、推薦・AO入試に学力検査導入案 中教審部会が提言へ、の記事・・・。

 推薦・AO入試で入学してくる学生の学力低下に対する対策が提言されるとのこと。

 推薦・AO入試の改善策として大学側が(1)学力検査をする(2)センター試験の成績を出願資格や合否判定に使う(3)資格の取得や検定試験の成績を出願資格、合否判定に使う――と提言。高校と大学が協力しての「高大接続テスト(仮称)」も有効だとして研究、協議を求めている。

 YOMIURI ONLINEの記事、大学進学者の学力点検、中教審が新テスト提言、の中心は、新たな共通学力テストの導入・・・。

 AO入試や推薦入試の普及で筆記試験を受けずに入学する大学生が約4割に上る中、何らかの形で全国共通の学力テストを行わなければ、大学合格者の学力を維持できないと判断した。現行の大学入試センター試験とは別に実施し、AO入試などに活用することも提案している。

 大学分科会の作業部会が創設を提案している「高大接続テスト」は、結果をAO入試や推薦入試の合否判定に使うほか、高校での指導にも役立てられるよう、高校2〜3年の早い時期に実施することを想定。テストの詳しい実施方法や活用の仕方は、さらに高校、大学両関係者が研究して詰めることを求めている。


 学力低下対策のために推薦・AO入試で学力検査を導入することには賛成だ。うちの学部でもこれらの入試で入学してくる学生には(飛び抜けて優秀というわけでもない)留学生よりも日本語能力が低い学生もいる・・・orz

 しかし、全国共通の学力テストはいらない。各大学に入りたい、各大学がとりたい高校生を選抜するのだから、それぞれの大学が学力テストを行えばよい。新たな学力テストを導入するのであれば、センター試験は廃止すべきと考える。