雪の日に思い出した・・・

 雪が雨に変わったところで、食事&買い物に出た以外は、家で過ごした・・・。

 以下、昔の話・・・。


 学部学生時代、(定期代をケチるために)夏目坂の上の方に住んでいて、大学まで歩いて通った・・・。普段は問題ないのだが、雪の日に夏目坂を歩くのは大変だった・・・

 だいたい私は「雪見遠足」なるものを小学生時代に経験するような、雪の降らない地域の出身で、積もるような雪を知らなかったし、したがって、雪道の歩き方も知らなかった・・・。そんな私にとって、(毎年ではないにせよ)積もるような雪が降る東京は「豪雪」地帯であった。雪道を歩くのは大変だった・・・が、雪の坂道を歩くのはもっと大変だった・・・。

 もっともそんな東京も大雪になればすぐに交通が麻痺してしまうから、必ずしも雪に慣れているわけではなかった。それは夏目坂あたりの住人も同じで、積もるような雪が降ると、しっかり雪かきをせず、水をまいて雪を溶かしてしまったりする・・・。一見、雪がなくなって歩きやすくなったように思われるが、寒さですぐに凍結してしまい、これが滑る、滑る、滑る・・・。実際、何度も滑って転んだのだった・・・。いや、本当に冷や冷やしながら歩いたなあ・・・。

 今夜の夏目坂もおそらく凍結し、滑って転ぶ人が何人か出るのだろう・・・。怪我のないように・・・。