「英語の先生ですか?」

 今日の学部の授業。ちょっと早めに行くと、先日、「大学院に行こうかと思っています」と言っていた学生がいたので、「こんなのを読んでいるんだよ。」と大学院で使っている英語のテキストを見せた。

 授業終了後、テキストを返してもらったときに彼が発したのが、「英語の先生ですか?」。そんなことはない!

 自分の大学の導入科目でも半期のうち1コマだけ英書の読み方について話をしているのだが、構文の取り方などを話していると、授業後、「英語の先生になれますね」とか、「英語もできるんですね」などと話しかけられる。

 学部学生の多くは、英語が読めるのは英語の先生だけと思っているようだ。裏返せば、英語教師志望ではない彼らは英語が読めないと言っているわけだが、研究者は英語が読めて当たり前なのだ。まあ、例外もあるのだが・・。