のんびりと過ごした一日と黒木瞳

 のんびり過ごした日曜日だった。
 
 昨日買った本を少し読み、ロスタイムに失点した日本代表に憤り、ashi.comで紹介されていた普天王のブログどすこい大相撲日記を楽しみ、そして最後はウィスキー片手に『情熱大陸』で黒木瞳を見る。

 黒木瞳は同年生まれ。もっとも学年的には向こうが1コ下。
 1960年生まれということは、ウルトラマン魔法使いサリーもリアルタイムで見ている。某乳製品メーカーのCMで、♪牛乳が好っき、好っき、好っき、牛乳が好っき、好っき!♪などと流れていても元歌が『悟空の大冒険』だと言うこともすぐにわかってしまうのである。さらにコメットさんといえば大場久美子などでは絶対なく九重佑三子なのである。
 しかし、黒木瞳のすごいところはそうした時代性を感じさせない、時間を超越した魅力を持っていることである。そういう魅力を持ちながら、妻として、母としての役割を果たし、それゆえに男性だけでなく、女性をも魅了する。こういったことが、何を意味するのか、何に由来するのか、時代的意味等々、かつての吉永小百合に人々が魅了されサユリストが生まれたのと同様に、今ヒトミスト(母親、妻という役割を持っているがゆえに魅力的である点でサユリストとは決定的に異なる)が生まれたのだなどと、様々に考えることはできるのだろうが、そんなことは、野暮な社会学者にでも任せておけばいい。
 黒木瞳に対する正しい態度はひたすら魅了されることである。