奨学金に感謝…

 博士課程在学中、育英会(当時)の奨学金がなければ、生活は苦しかったし、研究を続けるのはつらかったし、留学もできなかった…。

 奨学金には本当に感謝している。

 他方で…。


 もうちょっともらえていたら…という思いもある…。奨学金の貸与総額は300万円ちょっと…だから、年額100万円ちょっと…だから、月額10万円ちょっと…。助かったが、下宿生活ではアルバイトなしではやっていけなかった…。

 毎日.jpの教育への支出:日本また最下位 08年OECD調査という記事は、小中高を含んだものだが、資源のない国の国力の重要な基礎は教育力だと考える立場からは、奨学金を含め教育予算の充実を望む。

 記事にあるように、「どんなに教育にコストがかかっても、補って余りあるリターンが出る」(OECD)のだから「積極的な教育投資」を期待したい。