2009年を(個人的に)振り返る(教育)

 2009年の教育活動を振り返ってみる…。


 本務校では講義科目が前期3コマ(ただし、2コマは同一内容なので、実質2科目)、後期2コマ、ゼミ3コマ、初年次教育クラスが1コマ…。これに、非常勤の授業が、前期1コマ、後期2コマ…が加わった…。

 講義科目は、ここ数年、内容の大幅な変更はなく、微修正を施すのみ…。全面的に見直したかったが、時間を割くことはできなかった…。

 本務校の講義科目は授業アンケートによる評価が上昇…。10年ほど前に比べると、かなりいい数字…。

 しかし、10年前の方がはるかに力が入っていた…。今は、(10年前に使っていなかった)パワーポイントのスライドのつくりこみやeラーニングの活用といった授業補助ツールの活用やゆっくりしたしゃべり(聞き取りやすいだろうが、情報量は少なくなる)が評価されているように思う…。

 受講している学生にとっては、わかりやすい授業なのだろうが、必ずしもわかりやすい授業をしたくない、むしろ、あれこれ考える、悩むような授業をさせたい当方にとっては、素直に喜べない評価の上昇である…。

 ゼミ運営は悩みが多い…。人数が比較的多い3年ゼミではできる学生とそうでない学生とで分かれてしまって、ゼミの最中に発言するのは、もっぱら前者…。それでも、コンパや合宿には、(ほぼ)全員参加するのだからよしとすべきか…。

 4年ゼミは、景気の影響で就職活動がずれ込み、機能せず…。とりあえず全員がゼミナール論文を出す…ことになっているのだが、果たして…。

 2年ゼミは、今年は4名…。積極的に恥をかける少人数のメリットと馴れ合いになる少人数のデメリットが出た…。

 初年次教育については、別エントリで…。