さらば鶴丸・・・

 asahi.comに、JAL鶴丸ラストフライト 羽田で客室乗務員らが見送り、の記事…。

 日本航空(JAL)のシンボルとして約半世紀親しまれてきた「鶴丸」を描いた航空機が31日、羽田―大阪(伊丹)間で最後のフライトを終えた。空港にはファンが大勢詰めかけ、別れを惜しんだ。

 YOMIURI ONLINEにも、日航のシンボル「鶴丸」、最後の空へ飛び立つ、の記事…。
 こちらは「最後のフライトとなった「鶴丸マーク」便を見送る歴代の制服を着た日航の客室乗務員」の写真付き・・・。


 YOMIURI ONLINEの記事によれば、鶴丸は「1959年に考案された鶴丸は、60年から機体に描かれた」ということなので、「同学年」ということになる。

 『兼高かおる 世界の旅』で紹介されたPANAMとそのマークも記憶に残っているが、ナショナル・フラッグ・キャリア(という用語は当時は知らなかったが)のJAL鶴丸は、別格で、憧れだった。

 『アテンションプリーズ』もしっかり見ていた。紀比呂子が主演した1970年版だ。

 小学校の修学旅行で羽田空港に行ったら、ジャンボ機(と、当時は呼ぶのが一般的だった)が駐機していて、同行したカメラマンが撮った写真を修学旅行の思い出の一枚として買ったのを覚えている。もちろん鶴丸が入っていた。

 院生のときにはじめて海外に出たがJALではなかった。しかし、海外の空港で鶴丸を見ると、安心と誇りと憧れを覚えた。そういう思いを覚えたのは私一人だけではないはずだ。いつかは、鶴丸で海外へ…という思いが叶ったのは、今の大学に勤め始めて2年目か…。

 乗ってみたら…という感はあったし、最近のサービス低下はひどいし、世界と異なる特殊な航空運賃の体系をつくってきた責任がJALにはあると思うが、しかし、鶴丸は世界に誇ることができる秀逸なシンボルマークだ。

 さようなら、鶴丸…。