『のだめカンタービレ』

 『のだめカンタービレ』がますますおもしろい。初回の漫画な展開がドラマな展開になっている。

 台詞もいい。

 シュトレーゼマンの秘書が千秋に言った台詞。「あんた、本気じゃないなら、フランツ、返してよ!」

 ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』をAオケと練習しているときに、シュトレーゼマンが千秋に言った台詞。「半端は、私は、許しません」

 どんなに才能があったって、本気を出さなかったり、中途半端ではだめなのだ(才能がないと思ったら、ますます本気で、必死になってやらなければいけない)。

 でも、一番よかったのは、コンサートに向かうときの、シュトレーゼマンの次の台詞。


 「さあ、行きますか。楽しい音楽の時間です。」

 本気で、真剣に向き合った後に、はじめて楽しいときが訪れるのだ・・・。