発表から透けて見えるもの・・・

 週末の学会では、院生の報告が中心。

 学会報告を聞くと、その研究者の能力(の一端)がわかるが、院生の報告を聞くと、それ以外にいろいろなものが透けて見えてくる。。

 指導教授がどれだけ熱心に指導しているか、適切な指導か、研究指導でどのような議論が行われているか、院生同士の議論のレベル・・・、そういったものが、テーマの立て方、立論の仕方、使っている資料、史料、理論、モデル、手法、文献などから見えてくる。

 今回の学会で報告した院生は、資料、史料はよく調べていたが、立論に甘さを感じた。どうも指導教授の指導が甘いんじゃないかな。もうちょっと厳しい指導をした方がいいと思う。いや、研究者として育てる、育てたい、ということを前提にした話なのだけれど・・・。


 もっとも私は院生を指導していないので、こんなことを気楽に書けるのだろう・・・。