クラスを間違える

 先日、教室を間違えた教員の話を書いた。こちらはクラスを間違えた学生の話。

 昨日の英書は、1年生必修。私の時限と同時限にも2人の先生が同じ授業を行っている。

 昨日、授業前に教員室に1人の学生がやってきた。私のクラスを履修しているのだが、先週まで他の先生のクラスに出席していたとのこと。心配そうに『大丈夫ですか?」と言ってくるので、「大丈夫ですよ、教室で待っていてください」と言った。


 授業が終わったあと、件の学生がまたやってきた。授業方法についての質問だ。「見ての通り、学生に教科書約5ページ分のレジュメを作ってきてもらって、順番に報告してもらっているんですよ」と説明すると、学生は教室を出て行ったのだが、その顔は授業前よりも心配そうだった。

 ちなみに、彼が間違えて出ていたクラスでは、基本的に逐語訳。学生がワンセンテンスずつ順番に訳し、それを担当の先生が直したり、解説する形式らしい。