第2外国語の思い出

 大学に入学して、第2外国語をしっかり勉強しようという気はあったのだが、「気」だけでしっかり勉強しなかったので、梅雨が始まる頃にはすっかりわけがわからなくなっていた。動詞の変化は覚えなかったし、文法もいい加減に勉強していたから当然と言えば当然だ。担当教員は2人ともやる気がないように思えたし、おもしろくない授業のように感じた。

 2年の秋になって、生協の書籍部でNHKの語学講座のテキストを見て驚いた。1年時の担当教員の1人が応用編の講師になっているのだ!友人と「えっ、そんなにすごい先生だったの?」と驚き、「こんな先生に習っているなら、もっとしっかりやっていれば良かった」と、一緒に後悔したのだった。


 NHKの語学講座の講師が「すごい先生」かどうか、今では疑問のところがある。というのも、何人か知り合いが講師を務めたことがあるからで、彼らが「すごい」とは思えないからだ。もっとも私が彼らの「すごさ」を知らないだけかもしれないのだが・・・。