オリンピックが終わって・・・

 オリンピックが終わった。個人的には荒川静香のフリーの演技が印象に残ったオリンピックだった。正確で、優雅で、しなやかで、エレガントで、気品があり、美しかった。

 閉会式を見ながら、ネットをいろいろ見ていたら、SankeiWeb4位入賞、過去最多 戦略不足 崩れた「本命」という記事を見つけた。

 「日本選手の4位現象を分析する」というこの記事は、「本命」選手への重圧と「本命」選手の「失敗」-情報不足、戦略不足、試合当日の自分の状態の理解不足(「スポーツメンタルトレーニングを専門とする」日大医学部の田中ウルヴェ京講師(ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダル)の分析)-を指摘したのち、次のように結ばれている。

 これは選手だけの責任ではない。環境を整えるべき監督、コーチに競技団体の関係者、さらに「メダル」の重圧で選手たちを追い込んだ選手団役員たちも責務を負うべきだろう。4位の分析から4年後のバンクーバーが始まる。

 付け加えるならば、一部選手を芸能人のように扱ったり、芸能人をオリンピック報道のキャスターに起用したり、正確な分析のないままメダル獲得の予想をしたメディアも責務を負うべきだろう。