電話かメールか?

 金曜日、食事会が始まる前に、何人かの同僚と、電話か、メールかで議論になった。年配の同僚曰く、「最近の若い奴らはメールばかりで失礼だ」。それに対して、若手教員が、「いやいや電話の方が相手の仕事を邪魔するから失礼です」と応じる。「直接、話さないのは失礼だ」と言えば、「不在だと何度もかけ直さなければいけない」とやり返す。

 私は断然メール派だ。メールで済むことはメールで済ませたい。気が置けない友人ならともかく、そうでない方々に電話するのは苦手だ。第一、何時にかけたらよいのかわからない。10時までは平気だと思うが、9時までだという人もいるだろう。中には早寝をする人もいるが、だからといって、そういう人に早朝電話していいというものではない。ということで、たいていはメールを送ることにするのだが、問題はメールを使用していない人だ。この場合はどうしたって電話ということになる。

 実はある用件で師匠に電話しなければいけなくなった。師匠への電話というのは、私の場合、一番緊張する電話だ。緊張する。先ほど、かけてみたのだが、どうも留守のようだ。さて、次は何時にかけようか。たかが電話なのに、とても疲れる。もちろん師匠はメールなど使っていない人である。携帯も持っていない。携帯であれば、もう少し気楽に電話できるかもしれない。