副賞の行方

 表彰制度には副賞があり、いくばくかのお金がもらえるらしい。どのくらいもらえるのかは知らない。

 5万円だったら、冬の海外逃亡資金か。正月明けならバンコク往復航空券が買えるか・・・。
 10万円だったら、海外のスマートフォンを買ってPDAとして活用しよう。
 20万円だったら、モバイルPCを買う。
 30万円だったら、スマートフォンとモバイルPC。
 50万円だったら、・・・まあ、あり得ない。
 100万だったら、・・・絶対あり得ない。

 夢(想)は広がるばかりだが、いくらにしても、私の懐にはいるわけではない・・・。使途は決まっているのだ。

 7月25日に高大連携プログラムについて、高校側と懇親会を行った。主催は高校側で、会費は校長の交際費から支払われた。次回、学部側が彼らを招待するかたちで、懇親会を開かなければならない。しかし、学部長には交際費がない。どのようにして費用を捻出するか・・・。学部長にひらめいたのが、この表彰制度の副賞獲得である。

 仮に表彰されて、いくばくかのお金がもらえたとしても、高大連携プログラムの推進というかたちで大学に還元される。われわれの仕事も増える。

 というわけで、喜んでいいのかどうかよくわからないのだが、賞罰欄に記載する事項ができたということで良しとしよう。まあ、実際に表彰されればの話ではあるが・・・。