教授会を巡って

 昨日の合宿からの帰りのバスでは、理系の大学に勤める研究者仲間と並んで座った。彼女は私同様社会科学系の研究者だから、その大学では教養科目担当ということになる。話題は研究、教育、大学事情が中心となる。うちの大学もいろいろ面倒だが、彼女も苦労が絶えないようだ。

 途中で話が通じないことがあった。教授会の話になったときだ。助教授である彼女は教授会に出ないという。会議が1つ少ないのはいいなと思ったものの、専任教員で構成される会議がないはずはない。実際、彼女の大学でもあるのだが、それは教授総会というらしい。うちにはそのような名称の会議はない。私の大学の場合、専任教員が出席するのは教授会、教授だけが出席するのは専任教授会という。

 教授総会、教授会と名称は異なっても、面倒な会議であること、それを巡って愚痴が出るのは同じだった。