起動せず

 昨日泊まった空港ホテル。ベッドはマットが分厚い。床からの高さは70cmぐらいあるだろうか。ダイブしても気持ちよさそうだ。もっともクッションがよすぎて、天井にぶつかってしまう(嘘)。キングサイズだから縦に寝ようと、横に寝ようと自由である。1回転半ぐらいしてもベッドから落ちることはない。もちろんこんなことができるのは1人で寝ているからである・・・。

 普段、窮屈な寝方をしていて、久しぶりに大きなベッド。疲れていることもあって、ぐっすり寝てしまった。気がつくと、11時36分!カーテンを閉めていたので、朝になったのも気がつかなかった。まさかこんなに寝るとは思わなかったし、予定もなかったので、目覚ましのセットもしていないし、ウェイク・アップ・コールも当然頼んでいない。

 チェックアウトは12時。慌てる。急いで身支度を調える。昨夜シャワー浴びてよく乾かさないまま寝たので、髪の毛は爆発している。「芸術は爆発だ!」と喝破したのは岡本太郎だが、髪の毛の爆発を芸術と言うほどの勇気はない。爆発させている学生は多いけどね。彼らは寝癖ではないけれど、見る方からすれば同じようなものである。

 とにかく急いで、荷物をカバン、ピギー(ハンドル収納式で2輪が付いたスーツケース)に詰める。よし、「準備OK!間に合う」と思って、横になっていたピギーを持ち上げる。

 ギクッと音がした気がした。ベルトのあたりに衝撃が走った。

 やってしまいました。ギックリ腰!

 それでも今回はそれほど重症ではないのが救い。何とか立ち上がることができた。もっとも長時間、同じ格好をしているとどうなるかわからない。ホテルから空港までのシャトルバスに乗り込んだはいいが、立ち上がるときはやはり痛かった。

 座るのはいいが、立ち上がるのはダメ。PCも身体も、起動時にエラーが出るのが、今回の旅行の特徴のようだ。