便利になったのはいいのだが・・・

 10年ほど前から、海外へ行くときには必ずノートパソコンを持って行く。最初の頃は、海外でネットに接続しようとしても、国ごとに異なるモデムのジャックを用意していなくて、接続できないこともあったし、ジャックを用意していても交換機のせいかつながらないことがあった。しかし、最近は私が行くような国でもほとんど問題なくつながる。さらに有線LANや無線LANが導入されているホテルも多い。

 うちの大学のメールも3年ほど前からWebメールが使えるようになり、どこにいても大学のアドレスに届いたメールを読める状態になった。日本語が打てれば、大学のアドレスでメールが書ける。確かに便利になった。しかし、海外にいる間も仕事から離れられなくなった。

 例えば、去年は海外で追試の採点をした。8月の下旬から2週間ほど海外へ行ったのだが、ちょうど追試の日程と重なっていたのだ。出発後、追試が行われ、帰国前に成績を出せと言う。仕方がないので、答案をスキャンしてPDFファイルにしてメールで送ってもらい、採点して成績をメールで担当者に送った。追試の採点など海外のホテルでやる仕事ではないと思うが、仕方がない。

 今年は去年のようなことはないと思うのだが、メールをチェックすると、会議の通知などが届いていて、海外にいる気分もどこかへ行ってしまうのだろう。

 とはいえ、パソコンを持って行く方がはるかに便利だし、そもそもブログの更新もできない。えっ、更新しなくていい?