司会と報告と討論

 今日の仕事は分科会の司会。
 昨日の飲み会でも友人たちと話したが、準備は大変だが、学会当日は報告者が一番楽だ。30分ほど自分の報告をやってしまえば、あとはそこにいればいい。もちろん、質問が出されるから、それに答えなければいけないが、自分の報告に関する質問だから、よほどきつい質問でなければ何とかなる。
 討論者は、報告をきちんと聞いて、気の利いたコメントをした上で、的確な質問をしなければいけない。一見、楽そうだが、報告者が報告論文通りに報告するわけでもないので、なかなか大変だ。私は好きではない。
 司会は、それほど大変ではないと思われるがが、全体の時間管理をしなければいけない。研究者の報告は予定時間をオーバーすることが多い。「あと3分でまとめてください」といった紙を報告者や討論者(役目を忘れて、報告者になってしまう討論者がときどきいる)に渡したりする。報告内容、討論者からの質問もメモしておかなければいけない。すべて終わるまで、集中していなければいけない。というわけで、この役目も好きではない。