また考えた

 力が入った今日の授業、学生も真剣に聞いてくれていたと思う授業、今年度一番出来がよかった授業だと思う。
 と思うのだが、こちらがいい!と思った授業と学生がいい!と思う授業が違うこともあることを思い出した(というかその方が多いようだ)。
 調子よく話しているつもりでも、実際には学生はよくわかっていないこともあるようだ。逆に、ちょっと準備不足だったりして、時間が余り気味でゆっくり目に話したり、繰り返しが多かったりして、「ちょっとまずいなぁ」なんて思いながらの授業の方が、実は学生は理解が進んで、受けがよかったりすることがあるようだ。
 400人教室(といっても履修登録している学生はその半分ぐらいで、実際に出席しているのはさらにその半分弱)の規模だと、反応を直接確かめることは当然無理で、学生の顔色から想像するしかないから、実際のところはよくわからない。
 今日も調子よくしゃべっていたけれど、ひょっとしたら学生にとってはよい授業でなかったのかもしれない。
 教育は難しい。