ガラパゴスからの脱却・・・?

 YOMIURI ONLINEに、ドコモ携帯、基本ソフトの設計簡素化へ、の記事・・・。

インターネット接続など高度な機能は基本ソフト(OS)から切り離し、同じOSで、通話などに機能を絞った「低機能・低価格」の海外向け端末と、「高機能・高価格」の国内向け端末の両方を開発・量産できるようにする。

 この方針の背景を解説した記事が、やはりYOMIURI ONLINEの、ドコモ携帯設計変更、背景に「ガラパゴス現象」、の記事・・・。

日本の携帯電話市場は、国内向けの端末だけ作る複数メーカーがひしめき、特殊な生態系が残る太平洋の島々になぞらえて「ガラパゴス現象」と指摘される状態になった。国内市場を外資から守る上でも、この路線はドコモの利害と合致してきた。

 ところが、国内の携帯電話契約が1億件を突破し、市場が飽和状態に近づくと「ガラパゴス」でにわかに「種の絶滅」を連想させる出来事が相次いだ。ドコモは端末の品ぞろえを確保するためにも、路線を変更せざるを得なくなった。

 今までの携帯販売戦略が行き詰まっていることは端末メーカーの撤退からも明らかだ。この見直しを機に、日本の携帯が世界標準になってくれることを期待する・・・。この場合の世界標準とは日本以外の市場のようにユーザーがSIMロックのない好きな端末を選べる自由(と、もちろんSIMロックがある安い端末を選ぶ自由)があることと、日本の端末メーカが作る携帯が世界市場でシェアを確保することを意味する。